国民の声と熱意で四島(ししま)返還
国後島、択捉島、色丹島、歯舞群島
○北方領土問題ってなに?
北方領土は、昔から日本人が開拓し、歴史的にも国際的な取決めから見ても日本固有の領土です。しかし、昭和20(1945)年の終戦直後にソ連軍により不法に占拠されました。ソ連が崩壊しロシアになった今も続いています。
○北方領土ってどこにあるの?
北方領土とは、北海道本島の北東に連なる択捉島、国後島、色丹島、歯舞諸島のことを言います。総面積は、5,036k㎡で千葉県や愛知県とほぼ同じ広さです。もっとも近い歯舞群島の貝殻島(かいがらじま)までは、北海道本島からわずか3.7kmです。
○どんな海産物がとれるの?
北方領土の近海は、暖流と寒流が交わっていて、世界三大漁場の一つと言われるほど海の幸の宝庫です。サケ、マス、コンブ、タラ、タラバガニ、ハナサキガニ、コンブ、ウニ、ホタテなどがとれます。
○どんな気候、動物が住んでいるの?
北方領土の気候は海流の影響を受けるため、北海道の内陸部より暖かく雪も少ないです。四島には、キタキツネ、ヒグマ、アザラシ、ラッコ、エトピリカ、シマフクロウ、オジロワシなどたくさんの動物が住んでいます。
(画像提供:WEB啓発ポスター資料館)