大手新聞らしい見出し 福岡市の新たな課題検証その1
◆MBニュース
<福岡市>150万人突破 「夜の治安が悪くて怖い」「お金ないと楽しくない」…新たな課題
「福岡は九州全体の堰(せき)になっており、福岡がなければ関東や関西に人が出る可能性がある」。推計人口150万人突破は5月1日。人口増は、経済力、都市の魅力のバロメーターとも言える。同13日の福岡市役所での定例記者会見で高島宗一郎市長は、3~4年後に神戸市を抜き政令市で5番目の人口規模となる意欲を示した。
福岡市の人口増は単純に見ると、九州・沖縄からの転入が多いためだ。福岡県がまとめた11年10月~12年9月の福岡市への転入は約7万9000人。その6割近くが九州・沖縄からだった。特に転入が転出を上回る転入超過は15~24歳の層に多く、超過部分の8割近い。大学や第3次産業が集積するため、進学や就職で移住するケースが多いのだろう。
「海も近く山もあるし、交通の便が良く、天神で買い物もできるので住みやすい」。市出身のフリーターの男性(22)は福岡市の魅力を語った。しかし、昨年3月に長崎県大村市から移住したネイリストの女性(22)は少し違う。「物があふれ、商業施設が密集しているけど、お金がないと楽しくない。みんなどうやって生活しているのだろう」。今年3月に那覇市から来た美容師の女性(20)は「夜は治安が悪い。自転車も多くて怖い」。
国勢調査から福岡市の15歳以上の被雇用者に占める非正規雇用の割合を見ると、00年の約15%(約7万6180人)が、10年には約36%(約18万8000人)に。福岡労働局は「福岡市はパート労働者が多い。若年労働者が失業状態で移住してくる場合が少なくない」とみる。
また、市内の刑法犯認知件数(10年)は人口1000人当たり19・08と政令市では大阪、名古屋に次いでワースト3位。福岡市は「認知件数は減っているが政令市の中では厳しい状態だ」。打開策はなかなか見えない。
逆に、福岡市の周辺では人口流出が進む。北九州市は04年4月に100万人を割り込んだ。長崎県は福岡市への人口流入が福岡県、東京都に次いで多く、長崎市は11~20年の10年間に約2万1000人減ると試算する。
周辺は生き残りに躍起だ。北九州市は「技術の集積した物作りの街としての強みを生かしたい」。長崎市も「平和都市、水産資源などで磨きをかけるしかない」と、都市の個性の明確化を狙う。熊本市は九州新幹線をばねに人口増を目指そうと、福岡市を通勤圏ととらえて見学ツアーで転入者を募っているが、いずれも模索は続く。
都市間格差を広げ、福岡市内の暮らしやすさを低下させる「福岡市一極集中」。関西学院大の大谷信介教授(都市社会学)は「もう一極集中の時代ではない。一人一人が豊かさや暮らしやすさとは何かを問い直す時期に来ている。九州には歴史や文化など多くの面で魅力がある。九州だからこそできることがあるはず。それを九州全体で考えていく必要がある」と語った。
毎日新聞 6月9日(日)18時11分配信
ネガティブキャンペーンが好きな新聞社らしいタイトルなので、福岡市に移り住んで30年くらいになる者から記事の内容について検証したいと思います。
◎タイトルの元となってると思われる意見の部分について
① 市出身のフリーターの男性(22)「海も近く山もあるし、交通の便が良く、天神で買い物もできるので住みやすい」。
② 昨年3月に長崎県大村市から移住したネイリストの女性(22)「物があふれ、商業施設が密集しているけど、お金がないと楽しくない。みんなどうやって生活しているのだろう」。
③ 今年3月に那覇市から来た美容師の女性(20)「夜は治安が悪い。自転車も多くて怖い」。
◎検証
①の方の感想の”海と山が近い”のがあまり知られていないと思われる福岡市の特色です。
例えば私が住む東区は、市内7区の中で一番人口が多い(約30万人)ですが、我が家の周りの状況が海・山が近い最たる例かも(下3枚の写真は本日家から撮影/周りは住宅地です)
我が家からは歩いて10分ほどで博多湾(和白干潟)に行けますので、毎年2、3回春には潮干狩り(無料/自由に掘れます)を楽しんでいます。(今晩アサリを食べたいなと思うと掘りにいきます)
反対側には立花山(367m)があり、山頂までの直線距離が3kmほどですので家から直接歩いてハイキングに出かけることもできます。
山頂からは博多湾・福岡市内を一望、山腹には楠の巨木の原生林もあり森林浴も楽しめますます。(もちろん無料)
交通の便では、我が家から福岡市の中心地天神まで10kmほどですが、最寄りのバス停(徒歩5分)から都市高速経由の路線バスなら最短23分、JR博多駅まででしたら最寄りの駅(徒歩5分)から普通電車で最短13分と郊外からのアクセスも結構良いです。
市内中心部は地下鉄とバス(すごい本数/次から次に来る!で且つ100円で博多駅←→天神区間を移動できる)などで利便性は文句のつけようが無いです。
また空港への地下鉄の直接乗り入れで、福岡空港-JR博多駅間最短5分、福岡空港-天神間最短10分と遠方へ(から)の移動も楽なのも特徴です。(空港では無料のイベントなども開かれますので飛行機に乗らなくても楽しめます)
こちらもあまり知られていないかもしれませんが、福岡市は港湾都市でもありますので韓国へ3時間弱で行ける高速船なども毎日(最大1日5便)就航。
天神地区に商業施設が集中していますので、狭い範囲でいろんなお買い物が出来るのも楽なようです。
検証の続きは次ページをご覧ください。
6月~7月は労働・社会保険料の更新・算定時期です
正確な給与計算・集計代行で福岡の中小企業をサポート!
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 海の日の存在忘れられてない?(2020.07.23)
- ラグビーW杯日本代表ユニフォーム(2019.10.02)
- お呼びでない?こりゃまた失礼しました!(2019.09.24)
- 日中韓外相会談(カエル版)(2019.08.22)
コメント